市川国際奨学財団 Ichikawa International Scholarship Foundation

奨学生の声

令和3年3月度修了するにあたって

2021年3月修了生

  • 王則諭

    2020年4月から一年間、市川国際奨学財団の奨学生として採用していただき、奨学金を支給して頂きました事に心より深くお礼申し上げます。この一年の間、財団のおかげで、家族の負担を減らし、経済的な心配なく留学生活に専念することができ、こころから感謝いたします。

    頂いた奨学金は、ほとんど生活費や家賃に充てさせていただきました。おかけで、過去バイトで使った時間を研究に集中し、休日で旅行をする時間、経済的な余裕もできました。

    この一年間ずっと就職活動をしていますが新型コロナの影響で景気の悪化、採用人数が減るなどの原因で残念ながらうまくいかなかった。それでも、卒業後も諦めずに続けたいと思います。

    留学の一つ目的は、両国交流の掛け橋として、お互い文化の理解に役立つと思います。本来、毎年色々な交流会や研修会などイベントが開催されますが、新型コロナの影響で全部キャンセルされました。とても残念ですが、皆さんの健康は何より大切だと思います。

    短い一年間ですが、大変お世話になっており、ありがとうございました。市川国際奨学財団から修了し、社会人になりますが、我々の縁は、まだ繋がっていると思います。これからも、OBとして、皆様のご成功を応援します。また機会があれば、財団の交流会、研修会などのイベントも参加したいと思います。市川国際奨学財団へ感謝の気持ちを忘れず、今後もっと頑張りたいと思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

  • 孔 欣欣

    2020年4月から2021年3月まで、この一年間、市川国際奨学財団の奨学生として採用していただき、感謝申し上げます。市川国際奨学財団の支援のおかげで、私は今のような厳しい状況の中で、経済的不安を感じることなく、研究に専念することができます。去年から、コロナ禍により、交流会などは開催できませんでしたが、大変残念です。財団のスッタフやほかの奨学生と顔を合わせて交流できれば、きっと楽しいと思います。

    私は2017年に留学生として日本に行きました。その時、中国の大学で学んだ日本に関する知識はまだまだ足りないと思いますが、日本の社会、文化、歴史などをより深く理解するために、日本への留学を考えました。日本は豊かな文化を持ち、教育水準も高い国です。私は日本に留学して、自分を充実させたいと思い、自分の勉学を経て、日本の文化を肌で感じることができ、日本語の能力も向上させることができました。大学から卒業を機、さらに高水準の教育研究環境の下で自分を磨きたいと考え、大学院に進学することを決意しました。しかし、経済的な負担は大きな問題です。市川国際奨学財団から奨学金をいただいて、アルバイトせずに研究に専念できると聞いて、私だけでなく、家族の皆さんも心から感謝しています。「感謝の気持ちを忘れないようにして、しっかり大きくなって帰ってきてください」父はいつもこう言います。

    今年の研究生活は主に卒論の構想と執筆のために頑張って、貴財団の支援のもとで、たくさんの本や辞書を購入して、卒論を順調に完成しました。私の貴重な留学生活は市川国際奨学財団のおかげで、もっと素晴らしくなっている。これまでの留学生活を振り返って見ると、母国では味わえないような経験、日本語以外にも学んだことはたくさんありました。とても親切な人たちにも、いい環境にも恵まれて、また外国で家族や友たちと離れて暮らしてみて、自分がいかに幸せで恵まれているか気づきました。

    努力して大学院を卒業した後は、日本文学研究に関係した仕事して、支えてくれた家族と市川国際奨学財団の恩に報いるつもりです。また、中日友好のためにも力を尽くしたいと思っています。対面でこの一年間の感謝の気持ちを伝えることができませんでしたが、ずっと心から感謝しております。いつもお世話になっております。末筆ながら重ねて御礼申し上げるとともに、皆様のご健康をお祈り申し上げます。

  • 孫 綺蔚

    2020年4月に市川国際奨学財団の奨学生として採用していただいてから一年間が経過し、2021年3月をもって修了することになりました。この一年間、大変お世話になりました。市川国際奨学財団のお陰様で、このような困難な時期で、経済的な不安がなくて学業や研究に専念し、充実した留学⽣活を送ることができました。

    私は、本来大学卒業して実家に戻り働いていました。その期間中、自身の不⾜を認識し、視野を広げるため、留学を決めました。こういう決断は自分自身にとっては大きなチャレンジだと思います。もちろん経済的にも両親の支援が必要です。来日後の第一年目、学業と研究に取り組んでいて、同時にバイトも頑張っていました。焦らずに結果を残そうとしていました。このような時期で、奨学生としての最終選考結果通知をいただきまして、涙が出るほど嬉しかったです。同時に、新型コロナウィルス感染が拡大しつつあり、私も学校に入れないことやバイトができないことに困っていて、生活への不安に満ちた気持ちになりました。御支援を頂くことは本当に心強く思わせました。お陰様で、経済的な心配がなくてM2の一年間に学業や研究により専念することができ、学会参加の経験も積ませていただき、就職もできました。

    しかし、新型コロナウィルスの影響で、貴財団の交流活動に参加することが出来なかったのはとても残念だと思っております。本来であれば、交流会で、貴財団の方々に会えるはずでした。同時に、これも奨学生同士と友達ができ、お互いに理解を高めて、視野を広げる絶好の機会だと思います。貴財団のホームページにて交流活動の記事を見て、羨ましくて悔しい気持ちがします。将来コロナが終息し、修了生として交流活動に参加する機会があれば、是非参加させていただきたいと考えております。

    3月に博士前期課程を修了し、4月からは日本の会社で働くことになります。これからは頑張って続けたいと思い、社会人としての責任を果たして、より良い社会に自分の力を貢献します。貴財団の設立趣旨「国際友好親善及び人材の育成」にそむかなく、修了生として将来の職場でも、異⽂化の理解を深め、国際友好親善に寄与する⼒を⾝につけ、更にグローバルな視野を培いたいと考えております。

    この一年間、御支援をいただき、誠にありがとうございました。ご恩は一生忘れません。最後に、再び市川国際奨学財団様にお礼を申し上げるとともに、いつか会えますように願っております。

  • 馬燁唯

    この度は、市川国際奨学財団に採用していただき、心より深くお礼申し上げます。

    コロナの影響で困難な時期となっていますが、奨学金は生活面および研究面の両方には本当に助かりました。不安や負担が軽減されただけでなく、安心感が持っているようになりました。感謝の気持ちを持ち、勉強や研究に専念し、前向きな気持ちで取り組んでおります。

    私は大学時代にプロダクトデザインについて勉強し、特にユニバーサルデザインに興味に深く感じました。自分が研究対象の中に身を置いて、体験しながら観察する「参与観察」という方法がありますが、自分が深く関わっている社会、生活を改めて調査し、分析することはとても大切なことだと思います。しかし、バイトに時間を取られることも多く、心に余裕が持っていませんでした。

    この一年間、貴財団のご援助で、最も充実した研究生活を送った。アルバイトを減らして、自分の研究する課題だけではなく、ユニバーサルデザインが広まりつつあるなかで、コロナの影響下で生まれる新たな課題についても勉強しました。例えば、コロナの流行により、感染リスクを減らすため、手洗いや非接触、飛沫拡散防止に対応した商品が出始めて、新しい生活習慣とともに暮らしや意識に変化があります。

    withコロナでの意識の変化と“非接触型”商品は必要不可欠なものですが、どんな時期でももし誰かが使いにくいと感じたとわかったときには、その製品やサービスに何が足りないのか確認し改善していくことも大切なことだと思います。そのため、「どんな時期でも頑張る気持ち」を忘れずに、誰でも安心できる生活環境や製品を貢献できることを人生のゴールと考えており、留学期間に学んだ知識、経験、研究成果を活かし、社会の未来に貢献したいと思います。今後もより一層研究に励み、自分の目標に向けて日々精進して参ります。

    市川国際奨学財団様、この一年間本当にありがとうございました。コロナの逆境を乗り越え、これから貴財団のますますのご発展をお祈りいたします。

  • 李 東振

    お世話になっております。2020年4月から1年間市川国際奨学財団の奨学生として活動した同志社大学の李東振と申します。市川国際奨学金をいただき、心から感謝を申し上げます。

    類例のないコロナウイルスの事態によって、2020年度の交流会及び研究発表会が中止され、皆さんと会えなかったことは本当に残念であると思います。私が市川国際奨学財団の奨学金を研究及び生活にどのように活用したのかを紹介したいと思います。

    2020年4月に、配偶者と結婚して家庭を成し、新居を探していました。しかし、緊急事態宣言によって、学童保育所でのアルバイトができなくなり、経済的に困難な状況でしたが、市川国際奨学金財団の奨学金のお陰で、大変な時期を乗り越えることができました。今はかわいい男の子のパパになりました。また、奨学金の援助により研究分野である保育所でのボランティア活動を始めることができました。これまでは韓国の保育システムしか知りませんでしたが、日本の保育所でのボランティアを通じて、日韓の保育現場を体験することができました。

    研究面においては、本奨学金を用いて研究に関するデータを収集することができました。例えば、他研究機関や図書館の研究資料及び論文の申請代金として活用しました。米国、韓国、日本の先行研究を整理し、保育所における子ども虐待について学ぶことができました。また、有料データベースである「G-Searchデータベース」を用い、保育所における子ども虐待事件に関する新聞記事を調べ、虐待の類型及び件数を整理・考察することもできました。

    今後は、同大学の博士後期課程に進学し、保育現場における子ども虐待及び不適切な保育という用語の定義を整理します。その上で、保育現場の業務環境上の問題点と改善点を調査する予定です。上記の研究を通じて、日本の保育の質を向上させ、子どもたちがより安全に成長する保育所になるような研究を行いたいです。

  • 趙陽

    「東京だって、いつ消えてしまうか、分からないと思うんです。」

    これは私の研究対象であるアニメ映画『君の名は。』の劇中で、主人公の立花瀧が言ったセリフである。場面としては、ラストシーン直前、ハイライト的に流れる瀧の就活の面接のシーン。そこで、彼の記憶の中の風景に対する思いが、断片的ながらも語られる。

    このいつか消えてしまうかもしれない景色への思いは、東日本大震災を経て、新海誠監督が抱くようになったものが、瀧を通して語られたものだという。何度も見返した映画であるが、この新型コロナウィルスによって様変わりした世界の中で、このセリフを聞いた時、以前とは全く違う感じを受けた。瀧のセリフは、あくまでも町の消滅を念頭に置いている。それは新海監督の発想の原点が東日本大震災にあり、また作中での瀧は流星群の直撃によって消滅した町を救っているがために、このセリフを聞いた観客にとって、この「消えてしまう」というのは、具体的な消滅、つまり街並み・風景の物理的消滅を意味するものであった。

    しかし、今の世界はどうであろうか。新型コロナウィルスの蔓延によって、街の景色は一変している。物理的消滅はほとんど発生していないとはいえ、人々から、日常から消えてしまったものは数多い。それを精神的消滅と呼ぼう。

    精神的消滅で消えたものは、目に見えないものであって、代表的なのは人とのつながりの場であるとか、大人数での外食、当たり前の人だかりなどであろう。我が身に引き付ければ、市川国際奨学財団奨学生の交流会も行われず、かろうじて卒業式はあったものの、いわゆる「追いコン」はなかった。これらは、あるいは、ないほうが快適だと思う人もいたかもしれない。人との接触が苦手、飲み会は嫌い、人だかりなんてもってのほか。私も、人だかりのなか京都の街並みを窮屈に歩くのは好きではなかった。しかし、今このような世界になった時、精神的消滅で消えてしまったものは、やはり街の風景の一部であって、物理的消滅に勝るとも劣らない大きな衝撃を私に与えている。ゆえに、「東京だって、いつ消えてしまうか、分からないと思うんです。」という瀧の言葉が、それまでとは違う形で、私に刺さる。

    市川国際奨学財団の奨学金のおかげで、私は精神的消滅が蔓延る世の中でも、研究に集中することができた。私の修士学位は、市川国際奨学財団なかりせば、といった面が強い。しかし、その一方で私は市川国際奨学財団に対して何ができただろうか。物理的消滅は再建できる。東北地方はまさしく再生の途上にある。そうであれば、精神的消滅からも、立ち直ることができるはずだ。そうなった時、私は市川国際奨学財団奨学生OGとして、その交流の場に自分の経験を伝えに行きたい。

  • JAEIK LEE

    I truly appreciate the noble aims Ichikawa International Scholarship Foundation urges on to, which is to help aid students from Asian countries, especially those with seminal geographical and historical relations; I would also like to express my deepest gratitude to the Foundation for accepting me as one of the scholarship recipients. It is no exaggeration for me to say that the last 2 years of my life were spent gratefully thanks to the generous support from the Foundation. I was able to devote my life to further investigation regarding my research without huge financial burdens and to meet new friends with diverse cultures to build a rapport with. This help will be deeply embedded in my heart for a long time.

    When I look back on the last two years, the foundation was much more than just a mere scholarship donor. The foundation’s activities included an exchange meeting, a sports meeting, a year-end party, and a New year’s party. In addition to this, there were also educational etiquette lessons and lectures regarding UN Sustainable Development Goals. I could feel that the foundation cares about its scholarship students and supports them in many ways. Thank you very much for creating these opportunities regularly for us because I know how difficult it is to plan and implement activities that bring together many people. Those allowed me not only to expand my horizons of knowledge but also hone my social skills. I enjoyed meeting the foundation people and looked forward to the time. Due to the coronavirus outbreak, the situation is unprecedented in modern times and what the world has been currently going through has grieved a lot of people. Of course, the foundation also could not help but be affected by the virus. Over the past year, almost all activities have been canceled. This year, it was not possible to hold a New Year's exchange meeting and everything with scholarship recipients. However, as a German philosopher, Friedrich Nietzsche once said: “That which does not kill us, makes us stronger.” I believe this difficulty will pass soon. I saw many seniors who had graduated as scholarship students of the foundation continue their relationship by attending an exchange meeting and academic conferences. Whenever I saw them coming, I wish I could be like that one day. I want to say thank Ichikawa International Scholarship Foundation again and hope to see all later because I believe this is not the end but a new beginning. I will never forget how big of support I could get, and I hope that one day soon, I become a reliable member of society who can give one to someone in need.

  • piyumi wathsala

    First of all, I take this as an opportunity to show my gratitude towards ‘Ichikawa Foundation’ from the bottom of my heart, for being so supportive and caring with much needed financial aid during my academic life. I would like to express my gratitude to you on behalf of all the students, for all that you have done for us, on and off-campus as well as for the kind and supportive financial aid which you have given to us.

    It has been five long years in Japan and finally comes to an end or more of a turning point in my life. After investing five whole years of my life at Osaka university, finally, I am earning my doctoral degree this year.

    Standing at the very end of my academic journey, looking back and I realize that my whole life would not be so easy without your help. I am financially free and stable this whole time because of the scholarship which I received from you. Without your help and support my life would have been so difficult in Japan as a student.

    The support which you give for those who are in need is priceless. It is very rear for someone to understand the value of education and help those who are in need, without expecting anything in return. It is very rear and honorable. ‘Ichikawa Foundation’ has earned that honor by supporting the students like me. I have been receiving the scholarship even during this pandemic period with out any delays or problems. Most of my fellow students could not have such support. You have never been a pressure or have never requested anything in return for this scholarship. This fact had been a huge thing for me since I am very busy with my studies. Because of your help and support I was able to publish one paper and finishing another paper to be published.

    Thank you for all the contribution and support which I received from you all these years. I am grateful and honored to receive such a privilege and I hope it will help another student in the future just like it helped me. Finally, I thank your staff for their kindness and support which you have shown me. This is an opportunity of a lifetime and I am honored to receive it. I give my word to you that all your effort will not be in vain. I will do my best to turn your contribution to the betterment of the whole world. Thank you so much! I wish you all the best.

  • 張迪

    I will never forget the moment in April 2019, that I received the confirmation email from Ichikawa International Scholarship Foundation for the first time as a prize fellow. I always gratitude to the group for being chosen as a candidate which support me greatly and help me went through my hardest time during the prevalence of this devastating pandemic in 2020s. I have to say without such generous financial support, I can hardly concentrate and pursue my research smoothly without any burden and pressure. It has been 2 years since we firstly met each other, and a lot of happy memories were left behind.

    Thanks to the Ichikawa International Scholarship Foundation, I was able to meet people from different countries with different research background intensively, that allowed us to know things from a variety of perspective and sometimes even open a new door for us to understand the world. Except for the research seminar, activities like road contracting and mountain climbing activities along Kumano Kodo, visiting Hikone Castle and Amenomori Hoshu have also taught me a lot about Japanese culture, history and the way people think. I always remember the embarrassing time that I missed my waking alarm in the morning when travel to Shiga-ken, and thanks to the staff’s forgiveness and understanding, finally I caught up with the team during lunch time and participated the latter activities.

    The activity held by the foundation has been stopped since the prevalence of COVID-19 in January 2020, which broken the world economy greatly from many aspects but boosting the development of online working and activities. As a scholarship fellow of Zojirushi Corporation, I hope the company could go through this difficult time as soon as possible.

    Owing to the pandemic I will postpone my graduation in June /or July 2021, and after that I will go back to my country and work as a researcher in University. But my deep gratitude to foundation and such precious time spending with this warm family will always in my mind. Thank you so much for your generous support and kindness all the time, and lucky to meet you, Ichikawa International Scholarship Foundation.

  • 張止楓

    2年前の市川国際奨学財団の奨学生として採用された日を思い出すと、まだ不思議なのですが、あの時の感動を覚えています。それは2月のある日、突然学校からの連絡が来て、市川奨学金財団に採用されたといわれました。2月だったことから、ほとんどの奨学金の募集が終了した時期なので、とっくに何の期待を持っていなかった私は、まるでサンタクロースが目の前に来た気分でした。あの頃、長年の留学生活で、バイトなどをして(修士の時も運よく1年間他財団の奨学金を頂いたことがある)学業を支えてきましたが、博士の研究ハードルは以前よりはるかに高く、精一杯やっても充分ではないことを実感して、精神的に疲弊していました。これ以上は持たないと思って、研究を諦めることすら考えていました。あの時の連絡がなかったら、私はたぶんとっくに日本にいなかったじゃないかと、時々思います。

    この2年間は、本当にいろいろありました。良いことも、大変なことも、怖いことも。1年目では、財団のほとんどの活動に参加して、たくさんの留学生同士と出会って、友達になって、いろんな体験をして、非常に楽しかった。遊びだけではなく、様々な有意義な活動に参加し、今まで触れたことのない領域のことを見聞して、収穫が大きい一方、人生観と世界観の補足にも大いに役立ちました。ハンセン病博物館への参観、目の障害のある方が直々自分の経験や視覚障害者への気遣い方の紹介、熊野古道修繕の一日ボランティア、象印本社の拝見などなど、どれも心に震撼と感動をもたらしました。そして、違う研究分野の留学生研究者同士と話し合うことと研究発表会(発表会で頂いたコーヒーメーカー、もはや生活に欠かせない存在)で、他分野の知識を少しでも吸収するのも、なかなかの醍醐味でした。うまい食事とおいしい酒、そしてどんどん親しくなった仲間たちがいる、決して社交的とは言えない私も、毎回の交流会を楽しく満喫しました。今振り返れば、1年目でほぼ漏れなく(一回だけ行けなかったそうだ)交流会を参加して本当に良かったと強く思っております。

    楽しい1年間を過ごして、2年目も楽しみにした頃、天と地がひっくり返るほど世界が変わりました。コロナが世間に現れ、広げ、つい身近にやってきました。最初の数か月は、死の恐怖が毎日肌で感じるほど過ごして、研究どころか、怖くて外出すらできなくなりました。毎日テレビを見て、コロナに関するニュースをスマホで注目し続けて、何とか蔓延しないようになることを期待しましたが、政府と一部の人間の甘さと怠慢さばかりで、絶望的な心境になってしまいました。しかし数か月経ったら、さすがに私も慣れてきて、自粛に疲れを感じるようになりました。学校の再開により、行く場所が戻って、外に出ても平気になりました。そして、ようやく研究を再開して、今はほとんど普通の生活に戻りました。この1年間、奨学金で支えられたからこそ、バックに財団の皆さんのご支援があるからこそ、前進する勇気が絶えなかったとそう思います。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

    4月に奨学生を修了しました。コロナで結局もう一回、みんなが集まることは実現できなかったことが、とても残念でした。将来に関しては、私は研究者になるのは向いていないことを自覚しているので、やはり博士号を取得してから、一般企業に就職する(中国か日本かが現在未定)予定です。そして、生涯の志は一流の投資家になることであるため、この志を実現するために頑張っていきたいと思います。今後もOBとして、また財団の皆さんと会えるように期待しております。2年間、お世話になりました!

令和3年4月度奨学生になって

  • 向子愷

    この度、4月から市川国際奨学財団の奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。

    私の研究は生命科学と関連しています。いもち病は稲の病気の中で最も被害が大きく怖い病気で、「いもち病菌」という植物病原菌によって引き起こされます。いもち病菌の感染戦略とその病原性に関する遺伝子を解析して、それらがどのように農作物に病気をもたらすかをさらに知ることができます。これは農薬の開発に新たな可能性を提供し、農業の損失を減らすのに役立ちます。また、いもち病菌は有名なモデルとして、他の菌類の生物研究にも参考価値を提供することができます。

    自分の研究と相まって、博士後期課程に進学し、将来学術研究に従事することを目標としています。この目標のためには、様々な理論知識と実験手法を習得する必要があります。これは膨大な時間を要します。ですから、アルバイトする時間がなくて、日常生活のプレッシャーが大きいです。この大切な時に市川国際奨学財団の支援を受けられました。

    市川国際奨学財団の奨学金は生活の心配が全くなく、研究費の一部を負担してくれます。具体的には専門書籍とソフトの購入、学会の会費及び学術活動の費用が含まれます。一方、市川国際奨学財団は他の優秀な留学生と交流し、各分野の情報を知り、国際的な交流を行うこともできます。

    最後に、心より感謝申し上げます。今後は自分の目標のために前進し、世界で活躍する人材になるために努力します。

  • 張蘭楨

    立命館大学文学研究科博士後期課程の張蘭楨と申します。2021年4月度市川国際奨学財団の奨学生になったという連絡を頂いた時、ちょうど来学期の生活費に不安していました。コロナの状況によって、仕事がなくなり、飛行機が欠航してしまい中国に帰ることもできなくなりました。研究計画もバイトをたくさんしないと生活が続けないので、行き詰まりました。奨学生になったことを知って、今まで一生懸命頑張ってきた自分が認められた気がして希望を見つけました。

    日本に来てこの3年間は週に20時間以上働いて日々の生活費の確保に追われたが、立命館大学で修士号を取得することができた執筆した修士論文は高く評価され、指導教官との共著で出版するに至りました。現在は博士後期課程でさらなる研鑽を積んでいるが、より専門性を高め、学術的な研究結果を提示することが必要となります。これからは経済的な心配をせず、研究に集中することができるのは市川国際奨学財団のおかけです。心より深くお礼申し上げます。

    奨学金のおかげで、アルバイトに多くの時間を割く必要がなくなり、自分を豊かにして日本を体験する時間が増えました。博士後期課程に、自分の専門以外の授業もいくつかを取りました。これらの科目から、私は日本の文学や哲学の美しさを体験し、古代から現在までの日中の文化的なつながりを学びました。立命館大学文学部国際コミュニケーション専攻のティーチングアシスタントとして学部生の卒論指導に携わり、日本人学生との幅広い交流の中で、初めて自分が完全にこの学校の一員であることを実感し、日本社会における自分の居場所を見つけました。このように、もっと他の分野の知識を学ぶ、色々な人と出会って、異文化交流を続いて、個人的なレベルで日中相互理解を推進します。自分を橋渡し役にして、自分を育った中国のより多くの面を日本人に伝え、マスメディアで見えない自分が経験した日本を中国人に伝えるように頑張りたいと思います。そうすることで、「異文化」や「外国人」というラベルがうまく払拭され、真摯なコミュニケーションを促進することができると考えられます。

    最後に、私はこれまでにたくさんの団体や人に助けられてきて、そのような気遣いや愛をもっともっと多くの人に広めて、市川国際奨学財団から頂いたサポートにこたえられるように頑張りたいと思います。私は博士号を取って大学の先生になれば、友達と学生と共に中国農村部の留守児童に無料の外国語教育(英語と日本語)と進路指導を提供したいと思います。外国語は子供たちに世界を見る窓やもう一つの可能性に満ちた自分を見つける機会を提供することができます。私が見てきた世界、この子供たちにも見られる機会を手に入れるように、私が浴びた優しさ、この子たちにも知って貰えるように望んでいます。

  • 陳琪栄

    今年度の市川国際奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。

    私は来日もう六年目に突入、今までの生活費はほぼ自分がアルバイトして稼いまたが、去年から新型コロナウイルスが流行し始まり、アルバイトの勤務時間も激減されて、厳しい日々を送っていました。先月貴財団の奨学生に選ばれたお知らせが聞いた時、本当に雪中に炭を頂いたように、助かりました。

    貴財団は1987年に設立以来、毎年何十人のアジア諸国の留学生に奨学金を援助し、色々な交流活動も行ったうえに、奨学生たちに学習、生活等各方面に対して、親切なアドバイスも与えまして、もちろん一人一人の奨学生にとって、大切な温かい人生体験であり、アジア諸国の民間交流にとっても、架け橋のような存在であると思います。

    4月から、私はもう後期博士課程3年生になり、いろいろな資料を集まりに行ったり、各地の学会に参加したり、博士論文も書き始め、重要な一年であると思います。貴財団の奨学金のおかげで、アルバイトの時間を減らし、もっと自分の研究に集中することはできると思います。本当に感謝しております。

    もちろん、この奨学金はただのお金ではなく、アジア諸国の文化をより深く理解し、諸国の留学生たちとの交流することに対しても、貴重な機会です。

    また、我々奨学生たちが貴財団から頂いたのは、ただの奨学金だけではなく、困った人を助けようという貴重な品格も身につけられました。中国では、「人にバラをあげると、自分の手の平にも香りが残っている」という諺があり、私はこれからも一生市川国際奨学生の一人として、市川国際奨学金の理念を肝に銘じ、いつか自分も能力があれば、人を助けて、より平和で美しい世界を作ろうと思いつつ、頑張りたいと考えています。

    最後に再び、今年度の奨学生に選ばれ、厚くお礼を申し上げます。

  • 劉 泓子

    この度は2021年度の市川国際奨学財団の奨学生として採用いただき、心からお礼を申し上げます。

    私はこの4月から大阪大学の経済学研究科の博士後期課程に進学しました。まだ修士課程に在籍していた頃の3月に採用のご連絡をいただきました。博士課程中の生活費などをご支援いただけるとのことで、コロナ禍において博士課程に進学するにあたって感じていた心配や不安がかなり和らぎました。おかげさまで今後は研究生活に全力で集中できると思います。

    4月に財団の皆様や、ほかの奨学生たちとお会いすることを楽しみにしていましたが、それもまたコロナでオンラインとなり、しばらくはずっとオンラインで行われると教えていただきました。とても残念に思いましたが、採用式の際はパソコン越しでも、財団の方に優しくお声掛けいただき、楽しいひとときを過ごさせていただきました。

    また社長にも採用式の際に初めてお目にかかり、質問させていただく機会をいただきました。昔京都の老舗で勤務していた経験から、象印マホービンという会社も100年を超える歴史をお持ちであると伺い、「老舗が歴史の荒波を乗り越え栄え続けるために気をつけていらっしゃることは?」、と質問させていただきました。社長からは、変わるものと変わらないものを見極めることだと教えていただきました。変わらないものは「人々の暮らしを豊かにする」理念であり、変わるものは、その時々に行われる事業の内容であると。最近は食堂も運営されているとのことで、なぜ魔法瓶の会社が食堂を、と疑問に思う人もいるようですが、「人々の暮らしを豊かにする」という理念においては一貫しているので、それならその時々の時代のニーズに合うような事業内容を展開してもいいではないか、という考えがあったようです。

    変わるものと変わらないものを見極めることは、まさに今のコロナの時代においても重要ではないかと考えています。ライフスタイルから、学校や会社の在り方まで大きく変わりゆく現在は、個人の日常のいろいろな面において変化を余儀なくされて、戸惑うこともたくさんありました。私たちも自分自身にとって変わるものと変わらないものをしっかり見極め、心の軸を常に据えておければ、今のこの大変な時期をより心穏やかに乗り越えられるのではないでしょうか。

    社長のお言葉を胸に刻みながら、奨学金を大切に使わせていただき、有意義な博士後期課程を過ごしてまいりたいと思います。

  • 崔 睿岩

    この度、2021年4月から貴財団奨学生として採用して頂きました事に心より深くお礼申し上げます。

    新型コロナウイルスの影響で、この一年、アルバイト代が激減しました。授業料、書籍代、現地考察の交通費と宿泊費、家賃や生活費などがあり、経済的な負担が重くなり、大変な状況になりました。そんな時、貴財団奨学金の奨学生として採用していただき、お金に困らず、研究に専念できることは非常にありがたいです。

    今後も引き続き、中国古代の唐王朝と周辺国家、民族の交渉を中心に研究していきたいと考えます。当時の国際情勢に関わった動揺だった時期の東アジア、さらにユーラシアの複雑の背景で、国際交渉はどのように進めたのか、今の国際交流の参考になる箇所を検討してみたいと考えています。

    これらの研究を通じて、歴史の魅力を感じられ、国家の発展は個体ではなく、周辺あるいは世界に繋がっていることが分かりました。将来、日本や更に多くの国の文化をより多くの人に伝えたく、国家間の交流を促進するため、続けて頑張りたいと思います。

    貴財団はアジア諸国との交流を深め、相互理解の促進に寄与するために、我々留学生たちに奨学金を提供していただき、さらに違う国の留学生たちとの交流と日本の方との交流ができ、経済面と精神面など全面的に支援して頂くこととなり、誠に感謝しています。これからも、母国と日本文化の理解と交流を促進するために、頑張りたいと思います。

    貴財団への感謝の気持ちを忘れず、より一層精進して参りたいと思います。

  • Jin Chihao

    私はJin Chihaoと申します。大阪大学基礎工学研究科博士後期課程2年生です。これから市川国際奨学財団に奨学生として、心から感謝しております。先週の採用式の参加を通じて、市川国際奨学財団のことをよく知っていました。そして、他の優秀な奨学生を知り合って、自己紹介と様々な面白い研究分野について聞きながら、すごく楽しみを感じました。

    市川国際奨学財団の奨学生となるのをきっかけにして、一方で、経済面での援助を頂いて、自分がもっと研究に専念できるようになって、より多くの時間とエネルギーを研究に集中することができます。同時に、日本の伝統、文化と社会を深く知っているように、他の奨学生たちとのコミュニケーションに加えて、多種多様な活動を行われる計画を聞くと、自分自身を向上させる良い学習の機会だと思います。今は、コロナの影響で、一部の活動はオンラインで実施されても、そういう交流会は、毎日忙しい研究の際の気分転換として、自分の視野を広げ、様々な分野の知識を理解し、私は非常に楽しみにしています。

    市川国際奨学財団の奨学生となり、採用式に参加した後、私は色々な思いが出てきた。例えば、奨学金を活用し、一生懸命に自分の領域の研究に専念し、卒業するようにもっと頑張っていきます。卒業したら、学んだ知識を活用することで、研究にも取り組んでいきます。自分の能力をフルに発揮し、自分の価値をうまく実現し、社会の発展と技術の進歩にできるように貢献してほしいです。その上に、私たちが住んでいる世界は日々急速に発展し、色々なチャレンジに直面しなければならない。つまり、チャレンジに直面する能力が必要です。その能力と言えば、新知識を取り受ける、社会の進行方向を握り上がる、研究領域での創新を思い出すといった能力が含まれています。社会人になる前に、これらが考慮すべきことだと思います。

    市川国際奨学財団の奨学生となり、これからもよく一生懸命に頑張りたいと思います。そして、今後みんなとの交流会をよく楽しみにしています。市川国際奨学財団の支援と協力を頂いて、誠にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

  • Uli Benyamin Sitompul

    市川国際奨学財団は、私に人脈を広げて、学者として貢献する機会を与えてくれます。また、アジア諸国からの留学生の育成に長い歴史があって、市川国際奨学財団は私にも他の留学生の文化や研究などについて交流する良い機会を与えてくれます。お互い留学生として、私達の研究テーマはほとんど母国の問題について研究しています。そこで、自国の問題に意識が深まるようになっています。また、研究は科学的な問題から社会的な問題まで研究しているので、この研究の分野にお互い知識を増やし合っています。

    私は奨学生として、深い知識を持つことが必要だと思っています。大学院で学んでいることだけじゃなく、世界にどのような問題が起こるかのことも調べることが重要だと思っています。だからこそ、社会の諸問題を解決するのに自分がもっと積極的になるため、私は奨学生になっている間、留学経験や大学院での研究や学んでいることや文化などを他の留学生達と一緒に交流したいと思います。

    市川国際奨学財団は今まで留学生の生活を支援して、社会に貢献できる人材になるように、私達を育成して、社会問題を積極的に解ける人材になるため、様々なイベントやワークショップなどを開催しています。このイベントやワークショップに参加したお陰、私は他の留学生達とお互い知識を交換し合って、自分の洞察を広げて、交流できるようになりました。市川国際奨学財団は私にとって、大学院生として全ての人生の分野に成長するための適当な場所となります。市川国際奨学財団の奨学生の一人になって、心から感謝しています。

    アカデミック的にも、社会的にも自分を成長する機会は様々な方法を通して、市川国際奨学財団に提供してもらえると信じています。ですから、奨学生として、私はやる気を上げて、一生懸命勉強して、人脈を広げて、社会に貢献できるように準備をしています。皆様との貴重な思い出を楽しみにしています。

  • Wen Wen

    I would like to express my sincere appreciate to the Ichikawa International Scholarship Foundation for selecting me as a scholarship student. In fact, as a student of veterinary science, I need to spend all my spare time in the laboratory, and it is difficult for me to do part-time job. Therefore, I am really grateful to Ichikawa International Scholarship Foundation, you deeply relieved my financial burden and then let me better to focus on my research.

    Actually, I am really looking forward to not only financial support from Ichikawa International Scholarship Foundation but also meetings and activities organized every month. I have been studying in Japan for nearly 6 months, but almost stay in lab. Expect for the lab members, I have not made new friends in here. Therefore, I can meet new people from different regions and different fields of studies through Ichikawa International Scholarship Foundation. I think Knowledge Flow is a very important thing, so I really hope to touch and understand new culture and information. Thus, I hope I can actively participate in the meeting and exchange opinions and information with each other.

    As Chinese saying goes, “It is better to travel ten thousand miles than to read ten thousand books." I hope I can learn and experiment more through Ichikawa International Scholarship Foundation. But it is so sad that now we cannot have many types of activities due to COVID-19. But I hope I can have opportunities to go out and experience Japanese culture and heritage.

    At the end, I am really honored that Ichikawa International Scholarship Foundation can select me as a scholarship student, I am going to studying hard both in my research and Japanese communication!

  • オウ チョウキ

    この度は市川国際奨学財団に奨学生として採用して頂き、誠にありがとうございます。奨学生に採用されたことで、学習に対する意識も高まり。何事にも前向きな気持ちで取り組んでいます。私が日本に留学するのは今年で7年目で、普段は学費を捻出するために様々なアルバイトをすることが多く、母の経済的負担をできる限り減らしたいと考えております。しかし、2020年コロナウィルス感染症の影響で、アルバイトの出勤回数が激減することによって、学費を稼ぐことができなくなりました。日常生活を維持することは厳しくなりました。また、研究する際に、現地調査とヒアリングが必要ですが、コロナの原因で、現地に行くことが難しかった。研究が止まっている状況で困っている際に、貴財団の奨学生と採用されました。この奨学金のおかげで、まず日本で留学するための最も基本的な生活ニーズが解決され、また停止されている研究が前に進むことができるようになりました。そして、今年の採用式はオンラインで開催することになりました。採用された奨学生たちとコミュニケーションができました。皆さんが各自の研究内容を紹介しており、私にとっては、面白い世界に入りましたような感じがします。

    私の故郷では「騎楼」と呼ばれる伝統的建築物があります。東南アジアでは「ショップハウス」とも呼ばれております。この建築物の特徴は職住一体です。この建築物周辺の地区は国から歴史的保存地区と指定されましたが、現在、都市の開発と保存の経験不足で、騎楼の老朽化が進んでおります。騎楼の保存に関して経験まだ不足ところがあると考えている。日本は伝統的建築物の保存に対する意識が高いと考えておりますので、今では多くの木造的建築物が保存されております。私は伝統的建築物の保存と活用に興味を持ち、現在京都の伝統的建築物京町家を研究対象に研究を進んでいます。

    これからも、奨学金を寄付してくださっている市川国際奨学財団への感謝の気持ちを忘れずに、研究に励んで参りたいと考えいおります。この御恩は一生忘れません。また、このように寄付していただいたことにより、学業の継続を助けてもらったという経験から、卒業した後、中国に帰って、大学先生になりたいです。そして、自らが日本で研究してきた伝統的建築物の保存と活用の成果を活かして、世界に発信したいです。さらに、この分野で中国と日本の架け橋を目指し、努力をしていきたいと考えいます。最後に、市川国際奨学財団に心より御礼を申しあげます。

  • 宋円夢

    今年3月末、幸いに院生として市川国際奨学財団の奨学生に採用されました。私は今年4月から、博士1回生に進学しました。社会人から見れば、「博士」は深い知識を持ち、日々専門研究や学会発表、投稿論文の執筆に夢中しているイメージがあるかもしれません。ある程度はあっています。確かに博士課程は修士課程と全く違い、自立で研究を進めて研究結果を発表することが必須のことです。しかし、想像しがたいのは多くの社会科学の博士は「貧乏人」です。

    博士に行く人はほぼ修士2回生で学振を申請します。受かったら、3年間経済的な悩みがなく、無事に過ごすことができます。私も去年申請しましたが、結局「補欠」で落ちました。学振の申請にかなり苦労したに加え、修士論文に追われたので、去年は他の奨学金に応募する余裕はなかったです。結局今年3月に入ると、これからの博士課程はどうなるかかなり不安になりました。3月末学務から市川国際奨学財団の採用との連絡が来た時は、本当にホッとしました。社会科学の研究は理系と違い、研究費用は全て自分で負担しないといけません。修士はフィールドワークを行わなかったので、まだましですが、博士の研究計画はインタビュー調査を実施する予定です。これはかなり研究費用がかかり、アルバイトしながら研究を続けることは極めて大変です。ここは再び市川国際奨学財団に感謝の気持ちを申し上げたいです。コロナで経済不況のせいで、奨学金を縮減するのは普通だと聞きましたが、市川国際奨学財団がこのような大変な時期で、支えてくれてとても助かりました。

    また、この間、オンライン奨学生採用式が開催され、市川社長の話を聞きました。「企業にとって、変えてはいけないと変えないといけないことがある」との話にすごく感心しました。私は最初博士に進学するかかなり迷っていました。去年の今の時期で、周りの友達が全て就活に一生懸命やっており、多くの内定をもらいました。私は1人で落ちる可能性がかなり高い学振を必死に書きました。その時は、自分がどのような人間になりたいかにすごく悩んでいました。人生は様々な選択肢やあり方が存在しており、周りの人々が自分より進んでいる時期も多くあります。この時期は、自分にとって「変えてはいけない」、いわゆる自分の目標をしかりと立てて、覚悟してその目標に進めないと自分のなりたい人間にはなれないだろうとすごく感じました。

    私は将来博士課程を卒業した後、中国に帰り、研究職に勤める予定です。日本で学んだ知識を中国に持ってかえり、東アジアの学術連携ひいては東アジア社会の友好と相互理解の増進に役立つ人材になることを目指しています。このような研究のみちで、市川国際奨学財団のお世話になる2年間は不可欠な一部分だと思います。私は今後より研究に専念することができて、少しでも社会に貢献できるよう頑張ります!これからの2年間はよろしくお願いします!